デザインの国、イタリアはウソ?!
2012年 10月 06日
イタリア=お洒落でかっこいい
日本にあるイタリアン(お料理、食材、洋服、家具やデザイン…)は、確かにお洒落に見える。
だからかっこいい、素敵というコメントを頂けることが多い。
誰もかっこいい・素敵と言われて、イタリアン高感度アップに貢献していない私でも、悪い気はしない。
でもそれってちょっとイタリアン過剰評価じゃないか?と思う。
ファッションのミラノ、水の都・ヴェネチア、古代からの都・ローマ、花のフィレンツェ、旅行で訪れたい町はたくさんある。行きたい意欲を欠くことはない。
北イタリアはきっともっとお洒落だろう。
でも私の住んでいるのはザ・南。
日本のお洒落イタリアンを経験している人からすると、どこか田舎くささが抜け出せないのが南イタリア。
その田舎くささがいい!という人もいます。
大抵のお家は18世紀の家具集めたの?的な、ゴージャス・博物館系が多い、それかカントリー調のお家がほとんど。モダンなお家、なかなかないですよ。
義妹が最近家を引っ越して、家具なんかの雑誌やカタログを一緒に眺めてると、「これが好き~」なんて選ぶの、真逆です。
「モダンな家具は流行があるから、アンティーク調の家具がいい」という。
お花だらけのカーテンとか、ひらひらだらけのベットカバーとか、私は無理。
やっぱり私は日本人だわ、と自分のDNAを実感しております。
家だけでなく、結婚式などに使われるレストランやSala ricevimento(パーティーに使われる式場)の趣味も違います。
うちからそんなに距離の離れていない海沿いに、偽のお城があるんです。
遠くから見てもザ・作ったお城とわかる、偽のお城。
それだけで私にとってはNG。
それが・・・
「友達が結婚式使う予定だから見てきたら、すっごい素敵だった~!」と言っていた義妹。
マンマも一緒にそこのHPから偽の城の中の写真を見て、またビックリ!
ミロのヴィーナスのような彫刻が所狭しと並び、「これでもか!!」「所狭しとあるものは置いてしまえ!」的に置かれた彫刻や絵画。
テーブルや椅子も全てお城にあるものに見せかけた、これでもかー!!ゴージャス。
その「これでもかー!!」攻撃にあった式場の写真を見て、無理!絶対無理!と叫びそうになった。
がしかし、マンマや義妹は「素敵~」と胸を弾ませていた。
ぇえ?!無理なの私だけ???
私ならここを選ぶより、石造りの古い民家や、何にもない砂浜でという方が何倍も素敵に見える。
南イタリアでは、人の生き方、食や日々の生活はとてもお洒落だと思う。
かっこいいから、という理由ではなく、テーブルセッティング一つにしてもその時を素敵に過ごすのがとても上手い。
普段で十分素敵なのに、特別行事となると「これでもかー!!」攻撃にあう。
やっぱりここは(南)ハイデザイン、日本でのイメージ・かっこいいイタリアではない。と思う。
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あと、結婚式には、いろんな年齢層の人が来るから、特に年配者にはゴージャス&おニュー=素敵でお金がかかっている と思うのかもしれないとか?
というのはミラノ側で挙げる結婚式は割と、自由です。それこそYumiさんの言うように田舎感を出したアグリツーリズモとかね。
でも、それに見慣れている田舎暮らし(これはいい意味なんで)の人たちはやっぱり非日常を求めてゴージャス感を求めるのかもなって思いました。
私もYumiさんみたいに素朴な美しい風景の中での質素な式のほうが随分魅力なんですがね(笑
やっぱり、人は状況によらず結婚式には非日常を体験したいのかな~(笑
北はハイデザイン、南は温かい+かっこいいで、「あたたかっこいい」ですよね♪
普段ですでに「あたたかっこいい」なのに、結婚式となると非日常的なお城とかお姫様が座りそうな椅子とか、そういうのに惹かれるんですね~。
うわ!無理!と心で叫んでも、最近は本心を言うのも面倒で、Bello,bello.と連発するようになっちゃいました。
普段のBarやレストラン、トラットリアなどの田舎くさい感じは、哀愁あふれてすきなんですけれどね!こっちの人の非日常は拒否・・・。
そりゃそうだね~産まれた場所というより、今まで目で見てきたものが違うからね~。アンティークは、部分部分とると素敵だけれど、全部アンティークで決めました!は無理だなー。
志向も生活も日本に比べると良い意味で20年の差はあるよ、きっと!
思います。
日本人でも好きな人がいるよ。私の友達なんだけど
結婚式に呼ばれて私は引いてしまいました。
新郎と一緒にゴンドラに乗って登場してドライアイスの
煙の中、微笑んでる二人!
新婚生活のお家にお邪魔したら全部、ピンク!
トイレもお風呂もよ(苦笑)
ベッドのカバーもピンクのレースがひらひらと・・・。
今もそうかは分からないけど。
イタリアは色彩に溢れてるってイメージがあります。
何でしょうねーきっとNaviaさんがコメントに書かれたように、「非日常」を求めてるんだと思います。で、カラブリアの人の非日常って、こういうプリンセス的なものなんです。
普段で十分素敵なのにー・・・。
私の義理妹は、普段のファッションはとてもお洒落でセンスがいいんです。だけれど、家具やこういう場所選びとなると、趣味が正反対で。
年齢に関係するんじゃなくて、もう根本が違うな~と思います(笑)
全部ピンクって・・・そういう芸人いましたよね・・名前が出てこないのですが・・苦笑
私、、、ちなみにパー子と呼ばれてましたよぉぉ・・カメラは必ず携帯してたのと、ちょこちょこ出かけ先とかでよく写真撮ってたから^^;。
それはそうと、私もこのお城みたいなんはちょっと・・・確かに、この門構えがいかにも!って感じで^^苦笑
yumiさんの文章に時々笑いながら見入ってしまいましたです。
でも、確かに私達からしたら日常がすでに十分素敵に見えても、そこに産まれて育ってずっーと住んでる人達からしたら、それはあくまでもふつーの日常であって、やはりこういった特別イベントには特別なことを求めるのはある意味普通かもしれませんね。。
私達、日本人がこうして縁あって今イタリアに住んでることもある意味非日常っちゃあ非日常だし・・(まぁ今は日常になりつつあるが^^;)なので、私達から見る視点とは少し違うのは普通かもね。。
お義母さん達が素敵素敵!と言ってる姿を想像したら少しかわいらしくてにんまりしちゃいました♪^^
そうです、そうです!林家パー子!顔や笑い声まで思い浮かぶのに、名前だけは出てきませんでした~苦笑。今や遠い存在になってしまいましたよ(*^_^*)
そうですねーこっちの人の非日常ってこういうことなんでしょうね~♪一緒にWeb見ていた時、ウワー(私の心の叫び)とウワー!(マンマと妹の歓喜の声)が交じり合って笑えました・・。
そうそう、パー子!!こういう普段使わない固有名詞(普段パー子は使いませんよね 笑)出てこないですー!ありがとうございました☆