カラブリア州北部、ポッリーノ国立公園の大自然の中では、山の恵みがたくさん頂けます。
今の季節はなんと言っても「キノコ」です。人気のポルチーニ茸から、白・黒トリュフ、様々な種類のキノコ類が目白押しです。
ポッリーノ国立公園の観光拠点になる、「カタスタ」で、Micologo(菌学者)と一緒に山歩きをしたり、キノコ採りの注意点やこの地域で見つかるキノコを紹介するイベントが2日間に渡って行われました。
キノコを山で採るのも資格が必要で、誰でも簡単に出来るものではありません。
キノコの数も多くて、その中で有害なキノコも本当に多いですし、見分けるのが大変。似ているけれど、片方は危険なキノコで片方は美味しいキノコ、なんてことも多くあります。
しっかり勉強するには時間がかかるので、専門家と黒トリュフを探しに行くイベントに参加してきました!
地元でも友達で黒トリュフを収穫に行く人も結構増えています。
ブナの木下に主にトリュフ菌が好む環境が整っているようで、この辺りブナ林たくさんあります。
カラブリア州で採れるトリュフは全部で7種類、白トリュフはまれですが、見つかることもあるようです。
今の時期の黒トリュフは、香りも高く、本当に最高です~。
トリュフ犬を使って散策に行くと、次から次へと見つかり、約1時間ちょいでこのくらい採れました。
トリュフはほぼ見つかった場所にまた生えるらしく、山を知り尽くしている人には結構簡単なのかもしれません。
ただトリュフ狩りをする人も増えているので、気温や湿度によって探しに行く場所を変えたり、奥が深いそうです。
なんでも極めるのには時間と熱意が必要ですね!
トリュフ狩りを終えてから、カタスタで昼食を頂きました。


カラブリアからだけでなく、お隣プーリャ州からのツーリストも多かったです!
カタスタにはカラブリア州に生息するキノコがずらっと並んでいました。
菌学者や登山家が集めてここに集結したそうです。すごい数~。
キノコ盛りだくさん、ツーリストも多くて、カラブリア州北部もやっと動き出したな、と実感しました。
それもこれも、人の力。ポッリーノの自然を愛し、大切に守ってきた登山家の力が大きいと思います。
話題はそれますが、この黒トリュフ狩りでなんとアジア人、私含めて3人いたことに驚いて、世間話に盛り上がりました(笑)
なんと言っても、「どこでアジア食材を買うか」が一番盛り上がります!