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私のスオチェロ(義父)

今までマンマの紹介は何度もしてきたのに、シモーネパパにはほぼ触れてこなかったことに気づきました。
なので、今回はパパのこと。

出会う前に「シモちゃんのお父さんってどんな人?」と聞くと、
悪い人じゃないけど、変わってる」と聞いていた。

職業は美術学校の先生、絵描き、その他にも幅広くモザイク細工や、ガラス製品、アンティーク家具の修理など、幅広く対応できる芸術家である。

絵の種類も時代によってさまざま。風景画、宗教画、人物画、技法もよく知らないが様々なのだ。

そんなイメージとシモーネの言葉で、出会う前は「怖い、眉間にしわのよっている人」だと思っていた。

初めてシモーネ家族に会ったとき、イタリア語何も話せなかったとき。
イタリアの文化もよく知らなかったとき。
シモーネの両親のこと、なんて呼べばいいかわからなかったから、すぐに出た言葉、「パパとマンマ」それ以来、ずっとパパとマンマと呼び続けている。
イタリアでは普通、最初は丁寧語でシニョーラ(女性)とかシニョーレ(男性)と使い、親しくなったら名前で呼ぶのが普通。それをいきなり私のマンマとパパにしてしまった。

ここに書き残すとこんな人。


基本、自分ペース。ペースを崩すって事がない。
そして自分の感覚が他の人でも同じであるはずだと疑わない。
急いでいる時の、マンマの苛立ち半端ありません。そしてマンマがイラーっとしててもそんなことにも気づかなく、満面の笑みでマンマの名前を呼んだりします。


現実的とは言いがたい、夢見がち。
金欠の時、色んなことに節約している時でも、「週末**行こうか~」なんて誘ったりする。
マンマに一発で却下されるのも恐れずに・・・

日によって一人で笑い続けている日や、ムッとして一言も発さない日もある。
学校が休みの夏休みは余裕がるのか、口数が200%になり、秋・冬になると木の葉っぱが減るように一気に話さなくなる。



それでもとっても愛情あふれた人で、何かにつけて「おめでとう」と言うときには目をキラキラさせているので、実はとっても優しい人なのです。


小さいころから絵を書くことに目覚め、おやつを買うお小遣いをもらっては、絵の具に費やしていた。
一般的なカラブリアの家庭に生まれ、生活は楽ではなかったけれど、当時高校へ進む人もまれな時代、カラブリアのカタンツァーロの美術学校へ通った。

そして20代前半、単身パリへ渡り、絵描きの修行をしたと。
パリのモンマルトルの丘で、絵を描いていたのだそう。
その後、ミラノで絵描きをしていたところ、サルデーニャ出身のマンマと出会って恋に落ちた。


こういう話、自らしてくれないのがシモちゃんパパ。

パリ・ミラノ時代の話も、この土地から出たことのないパパの友達が自分の夢を語るように、
ピーノ(パパのあだ名)は言葉は多く語らないけれど、自分の道を決めたらぶれない、まっすぐそれに向かう人」と話してくれた。

そういうところ、シモーネも似ていると思う。

そしてパリの話をパパから聞きたく、「パリにはどれくらいいたの?」と聞くと、

「3年。あ、やっぱり2年半だったかな。ここに書いてあるよ。(自分の絵の冊子を見せてくれた。)」

でも後からチェックすると、どこで経験をつんだって事は書いてあったけど、どこに何年とかそういう詳細は一切書かれてなかった(笑)


旦那だったり、実の父だったら大変だろうけれど、とっても愛情あふれる面白いスオチェロなのです。
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ピカソの「アビニヨンの娘たち」を模写したDiodati Giuseppe.

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by yumi_nan911 | 2012-09-20 00:52 | カラブリア郷土料理・菓子 | Comments(9)

なーんにもしない贅沢

9月に入ったとたん、雨が降ったりいきなりを感じさせる気温になりました~。

今年は5,6月から暑くなり、夏の暑さを楽しめた。
(そのときは暑い暑い文句言うくせに・・・)

秋は特にあっという間に過ぎ去りまた長い冬が来る。
引きこもりの冬、どう楽しめるかが毎年の課題だなぁ。
・・・って冬を語るの早すぎます?


さて今年の夏、暑かった夏、親戚や友達との食事やイベント事が多い夏、今年も太りました。

カラブリアでの体重の変化は、夏とクリスマス辺りに一気に増えます。

9月からコツコツとダイエット(体重戻し)に励みまーす!


とある8月の日曜日、工房のお隣で印刷屋を営んでいる友人に、バーベキューに行こうぜ!と誘われ、近くの山の中にあるアリア・ピクニック(バーベキュー施設)に行ってきました。

そこに荷物を置き、山の上の方にある冷たく新鮮な湧き水を飲みに行こう!と言われたので、さっそく山を登る気まんまんで行くと、なんと・・・・
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↑四駆で登るそう・・・・


カラブリアってこういう事多い!
元祖怠け者なのか、すでに車が自分の足になってしまったのか、単に四区で山を登るのが好きなのか・・・

”登山好きです”という人意外、山に行こう!と言われてもほとんど上まで車、そこから少し歩く程度・・・。


道なき道をこの愛車で登っていくと、遠くにSan Lorenzo Bellizzi(サン・ロレンツォ・ベッリッツィ)という山の町が見えました。
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この町に限らず、山の奥地の町ってとても独特で、都市から閉ざされた独自の生活のリズムがあるのです。

登ってきた道・・・凄い揺れで酔っちゃいますよ・・・歩いた方が早そうなんて思ったり。
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30分車に揺れられてやっと湧き水まで到着。Fontana del Principe(訳:プリンセス湧き水)
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ポリーノ山の恵みの湧き水で、冷たく新鮮で美味しい~!!いつでもこの水が飲みたいなー。

しばし湧き水辺りを散策し、そろそろお腹減ったねと、バーベキュー施設へ戻り・・・

火関係は男性の仕事♪
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お肉もいい感じに焼き上がり、いただきまーす(*^_^*)
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うちのお隣さん、男性なのに何でも作っちゃう。

保存食である多種類の野菜のオイル付けやサルシッチャ、ワイン、オリーブ・・・・。月~金しっかり働いて、子供も二人いてどこにそんな時間があるのかと思うけれど、すごい!

いつでも親切で粋のいい江戸っ子兄ちゃんとという感じのダヴィデ。

パニーニや他にも色々差し入れくれたり、コーヒー持ってきてくれたり、お父さん?って感じ(笑)

やっぱりこういうご近所関係って大事ですねー。住んでいるのは別の場所でも、仕事場って生活の大半を占める場所だし、やってる仕事は違くとも、こういうご近所さん大切です。



これはカラブリアならでは、唐辛子の酢漬け。辛い唐辛子をお酢に漬けただけのもの。
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ひとつ食べましたが、かっ辛い・・・特に種が辛い・・・・

ダヴィデは辛いのに慣れすぎちゃって、この程度では辛く感じなくなってしまったんだそう。

カラブリアには唐辛子をおやつ感覚に生のまま食べる人もいて、時々そういう人に出会います・・・笑。

ゆーっくり食べて話して飲んで、少し休んで、近くにいた他のグループやピクニック施設の人も合わせて、最終的にはみんなで夕食も・・・

ボール遊びをしたり、椅子に座って語り合ったり、なーんにもしない日曜日

最初はこの「なーんにもしない」って事に慣れなくて、それが嫌で楽しめなかった。

今じゃ、こんな日曜日もたまにはいいな、なんて思うようになってしまった。

どっぷり浸かってます、南イタリア・・・。


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by yumi_nan911 | 2012-09-05 19:33 | Comments(12)

イタリア、カラブリア州での毎日。イタリア観光地とは違う、南イタリアの生活や美味しい情報など。


by yumi_nan911
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