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イタリアの大学卒業

先日、義理妹が大学を卒業しました。

大学のシステムについてはまだ把握できないことが多いけれど、入学するのは人気のある学部や人数制限のある学部を除き、日本に比べ簡単なようです。

どんな高校を出たかにもよるけれど、基本高等学校と呼ばれるところでしっかり勉強している生徒であれば、日本のようなセンター試験を通らず入学できます。

その代わり、試験や卒業は大変。記述試験、口頭試験の二種類があり、点数も後々残るので、一度受けた試験の得た点数が納得できず、先に進めるのにも関わらず、もう一度より良い点を取るために再チャレンジをする学生もいるなど、日本の4年制に比べ、道のりはとても長いのです。

これも人によるのですけれど。

点数なんて気にしないで、先に進むこと重視の人はやる気さえあればどんどん進む。

けれど卒業するとき、最終評価点数が高ければ高いほど、就職に有利なので、その点数を少しでも上げるために一つ一つの試験を大切にしていく学生も多いのです。
逆に年数が多ければ多いほど、学費が増していくので、今の不景気にはそんなこともできない現状ですが。


去年12月に大学のすべての試験を終えていた義理妹、サムエラ。

1歳になる子供を抱えて取り組んだ卒業論文。大変な毎日だったと思うけれど、乗り越えられて良かった。

大学の最後の日は、卒業式で一斉に講堂に集まるということもなく、同時に卒業できる学生とともに、製本した卒業論文を教授陣にプレゼンテーションします。

入学から今までに得た評価点に、最後の卒業論文の点数を加え、最高110点のところ、彼女は105点。大満足です。

それぞれの学生の家族や友人が見守る中、教授陣にプレゼンテーションをします。
それぞれ15分程度が基本。
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全員がプレゼンを終えると、一度みんな教室を出て、教授陣が点数を検討し始めます。

その後、再度入場して、点数を言われ、書類にサインし、卒業。
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校歌とか歌わないんですね~。
そして発表される時に、月桂樹の冠と黒いマントを着るのが伝統。

月桂樹の冠は用意したけれど、黒いマント、着たければ8ユーロと業者がいました・・笑

姪っ子ちゃんは、いつもと違うマンマの姿に不信な顔つき。
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シモーネのパパとマンマ。
経済的に厳しいときもあったけれど、娘の大学卒業に感無量のようでした。
彼らにしたら、子供を大卒にしてあげることは親にとってある意味、夢のようなもの。

けれどこれからより大変な仕事探しが残っています。
卒業する前に就職先を決める人もいるけれど、現状卒業してから探すのが一般的。


そしてコンフェッティと呼ばれる、お祝い事に必ず登場するチョコレート菓子。

結婚のお祝いは白、出産のお祝いは、女の子はピンク、男の子はブルー。
大学卒業は男の子も女の子も両方、赤。結婚25周年は銀色、などなど。決まっている。
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パーティーの用のケーキもベースは赤です。
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初めて参加した大学卒業。
いろんな違いが目に見えて面白かったです。
何より・・・これからも彼女にがんばってほしいです006.gif


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by yumi_nan911 | 2012-05-28 02:52 | カラブリア郷土料理・菓子 | Comments(9)

新・タイトル

「La vita con Simone in Calabria(シモーネとカラブリアの生活)」からタイトル変更しましたっ001.gif

結婚する前、まだカラブリアで腰を据える事を考えてないときに作ったこのタイトル。

まだここにずっと住むとは限らない、一時的にカラブリア生活を表したかったのですけれど、ここでの生活もそろそろ3年目。腰を据えてカラブリア生活になるだろうと思い、変更いたしました。


「スロースローカラブリア」とは、『スローフード/スローライフ』と形作らなくとも、ここには普通にあるスローな生活への喜びと、時が経っても変わらない人々や景色、環境があることの大切さ、そしていつになっても変わらない皮肉も3%くらいは含めております(苦笑)


これからもよろしくお願いいたします♪



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by yumi_nan911 | 2012-05-22 02:57 | あいさつ・お知らせ | Comments(6)

1日マエストラ

先日、小学校へ1日マエストラ(先生)をしに行ってきました。


というのも、シモーネの妹のサムエラが大学卒業論文の作業中で、その中にあるプロジェクトを実際小学校で行うため、私も一緒に向かった。

内容は「世界の文化の違いを通して童話を比較する」というプロジェクトで、日本の童話も取り上げたのです。

担当を持ったのは3年生のクラス。

最初に西洋版シンデレラをサムエラが読み、次に私が日本版シンデレラと呼ばれている「Le due fortune (二人の幸福?)」という童話をイタリア語で読んだ。
この日本版シンデレラと呼ばれる話、私は知らなかったけど、イタリア語で探すとこの話が最初にヒットする。

日本版シンデレラの中には、ガラスの靴も、かぼちゃの馬車もなかったが、亡くなったお母さんの魂が降りてきて、不幸な彼女を助ける。というお話。
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そこで日本の文化や祖先を大事にする心、などを説明した。


子供たちは遠い日本の知っていること、「ご飯をたくさん食べるんでしょ」とか、「お箸をつかう」を話してくれて、私の話も興味をもって聞いてくれた!


そして一番のお楽しみは、「日本語を書くこと」

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「マエストラ!アレッシオって日本語で書いて!」「マエストラ!数字、1から10まで書いて!」
「マエストラ!真似て書いてみたけどどう?」などなど、先生って大変~と思いながらも楽しかったなぁ。

授業が終わったとき、みんなで日本語で「ありがとう」とお辞儀をしあった。

みんなテンション高く、「ありがとう!わーい!ありがとう!」と連発。
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元気だな~。

そして1日マエストラが終わっても、町で子供たちに出会うと「マエストラ!」と呼びかけてくれる。サービス精神がある子は、ハグまでしてくれる。

イタリアの子供は本当に元気。そしてちょっと先生に怒鳴られて注意されてもへっちゃら。
子供はいい子より、少しいたずらっ子くらいが調度いい。


イタリアの大学ってのも話を聞くと変なシステムというか真摯になってくれる教授を見つけるのも大変。
必死に論文を終えた彼女だけど、まだ未だに教授は目を通してくれてないなど。


何も問題なく、5月末には卒業できることを祈ってる家族でした。
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by yumi_nan911 | 2012-05-03 18:43 | カラブリア郷土料理・菓子 | Comments(5)

イタリア、カラブリア州での毎日。イタリア観光地とは違う、南イタリアの生活や美味しい情報など。


by yumi_nan911
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